よりよい結果を得るために
既知の不具合
顔を正面に
顔はカメラから見て正面にあるほど正確になります。俯いたり横を向くと、ある角度から顔の位置を見失いトラッキングの精度が極端に落ちます。また再トラッキングした際に矯正されるため姿勢が大きく動く現象が発生します。
顔はなるべくカメラの方に向くよう心がけてください。
(改善予定あり)
手や物で顔を覆わない
顔を基準にトラッキングしています。顔を手やモノで覆うと顔の位置を見失い、姿勢が崩れやすくなります。
(改善予定あり)
手を動かすと激しくぶれる時がある
キャプチャー側の発熱の影響で起こる不具合です。クーラーなどを使ってiPhoneの発熱を抑えることで発生しなくなります。
(修正予定あり)
配信環境
iPhoneを固定する方法
スマホ用の固定器具を取り付けて固定してください。後述のクーラーと併用するためには機材を選ぶ必要があります。
iPhoneの設置場所
iPhoneカメラと被写体との距離は 20cm〜1m が適切です。被写体の正面をとらえていれば、基本どの場所に設置してもよいですが、ディスプレイの上部に固定して使用することをお勧めします。
カメラの映る範囲がそのまま画面に表示されるので、広い範囲を映したい場合はカメラとの距離を取って調整してください。

カメラの映る範囲を確認したい場合
iPhoneアプリの右下の目のアイコンをタップすることで確認できます。ただし負荷がかかるので、確認後は再度アイコンをタップして元に戻してください。
iPhoneの発熱によるFPS低下

FPSとは1秒間に何回処理できるかを数字にしたものです。数値が大きいと処理回数が増え動きがスムーズになります。
FPSは60付近が最も良い結果を出せます。 通信、顔、体、手の姿勢解析のFPSを示しています。60の値に近いとベストな状態です。ただし顔は30付近で落ち着くこともありますが、正常です。
iPhone内部の発熱により性能が落ちることで、FPSが低下し動きがガクガクする現象が発生します。
発熱状態の表示:
- Nominal(良好)
- Fair(注意)
- Serious(警戒)
- Critical(危険)
の順に状況が悪くなります。長時間使用するとほぼSeriousに張り付くことが多いですが、これは正常の範囲内です。Criticalが表示される場合は使用を控えたほうがよいでしょう。
クーラーを使用することでFPSの低下を抑制することができます。

どうしても発熱を抑えれない場合、キャプチャーアプリ側を30FPSにすると安定します。ただし精度が低下します。

部屋の環境
被写体の背景がごちゃごちゃしているとブレやすくなります。ブレやすいと感じたときは、部屋を整頓してください。それでも改善されない場合は、後ろにスクリーンを設置したり、壁を背にするようレイアウトを調整する必要があります。
カメラに映る映像を見て、被写体をはっきり認識できるような環境を作ることが重要です。
野外での使用はサポート対象外です。
部屋の明るさ
暗すぎたり明るすぎる場合はトラッキング不良になります。カメラの映像を見て認識できる明るさを維持してください。また、陰影がはっきり出るようにしてください。
配信者
服装
- 体のラインがはっきり出る服:ダボっとした服よりTシャツなどが望ましい
- 半袖:長袖より半袖の方が良い
- 白色:黒より白の方が良い
- 無地:柄ありより柄なしの方が良い
体のライン、腕のラインがはっきり認識できる服装を心がけてください。
髪型
- 肩が見えるように:肩が髪に隠れているとノイズとなります。肩がはっきり見えるよう髪を短くまとめている方がよい結果が得られます。
- 前髪は短く:前髪が長いと表情を正しく認識できません。髪をかき上げて固定してください。
その他
- 濃い色付きのメガネ、サングラスは目の周り認識に影響があります。
配信姿勢
腰あたりを写す
本ソフトは上半身のみとなりますが、腰あたりをカメラで写すと姿勢が安定しやすい傾向があります。
適切な距離を保つ
カメラからの距離が遠くなるほど精度が落ちてしまいます。カメラからの距離を一定に保ってください。距離は20cm ~ 1mほどがベストです。